有機栽培の特徴
化成栽培では植物は光合成にて炭水化物を作り、その炭水化物からセルロースをつくり、更に、その炭水化物と根から吸収した硝酸イオン(窒素)とでアミノ酸を作り、そのアミノ酸からタンパク質を作り細胞を作り生長しています。
次の2件の記事にて明らかにされていますように、植物は根から水溶性炭水化物やアミノ酸も吸収しているのです。光合成による炭水化物作成に付加して、根から吸収した水溶性炭水化物やアミノ酸も利用する有機栽培は、植物にとってはるかに効率的な生長(味をも含む)を可能にします。このアミノ酸を多く含む堆肥が未熟堆肥や完熟堆肥ではなく、その中間の中熟堆肥なのです。ここに、中熟堆肥を作るプロセスを確立する動機があります。今治市のラントゥレーベン大三島にて滞在の機会を得ましたので、ここで中熟堆肥つくりの実験を始めることにしました。自ら中熟堆肥を作り、あるいはそれを購入し、有機栽培に進む農家が徐々にではありますが増えています。農林水産省の委託調査では国内の耕地面積に占める有機農業実施ほ場(有機JASほ場)の面積の割合は約0.2%、有機農業実施ほ場(有機JASほ場を除く)の面積の割合は約0.16%の計0.36%にすぎません。(平成22年度調査)
2002.07.31の日本農業新聞;
2008.10 現代農業 研究ニュース記事 二瓶 直登氏(福島県農業総合センター)による
「アミノ酸は作物の根から確かに吸われていた!」
中熟堆肥作成の実験
目的;規模の大小を問わず、発酵を利用した中熟堆肥作成の技術、プロセスを確立する。
評価;春ばれいしょあるいは小松菜にて愛媛県の平均反収を上回り、味がいいことを目指す。
実験ほ場;今治市ラントゥレーベン大三島13号
参考文献;小祝政明著「有機栽培の肥料と堆肥」